2015年03月16日

小さな鳥の命にも...

証しと言うほどのものではありませんが、最近あったことを書いてみます。

先日用を済ませた帰り道、人通りのほとんどない学校の裏道を歩いていました。少しばかりハードな日が続き、やっとひと段落してホッと解放された気持ちになっていたとき、ふと歩道の端に黒いものが動きました。何だろうと思ってよく見ると、黒い鳥が片方の羽を広げてばたつかせながらもがいています。たぶんヒヨドリです。飛ぼうと思っているのでしょうが、地面から少しも浮くことができません。

怪我をしているのかと思いましたがそうでもなさそうです。目は力なく瞬いていますが今にも力尽きて閉じてしまいそうです。頭をなでてみました。それが何の助けにもならないことはわかっていましたが、何をどうしたらいいのかわからなかったのです。

「このまま放って置こうか?」と思いました。実際これから厄介なことに巻き込まれたくないほど疲れていました。が、ふと書写の「一つの岩一瞬の風にも神様の息遣いが隠されている」が心に浮かびます。目の前に現れた小さな命をみすてることも出来ないように思いました。何とか助けてやりたいのですが、鳥を飼ったこともなく、なぜか怖くて抱くことも出来ません。『鳥インフルエンザだったら?』と心のどこかで思いました。

こんな小さなことにも戸惑う自分が情けなく思えましたが、とりあえず真心をつくしてみようと思いました。水を飲ませたらどうだろうかとふと思います。幸いすぐ前の道の向こう側に自動販売機が見えました。道を渡って水を買いました。その間もどうしようか、どうやって飲ませようか頭の中で考えがまわっています。

ところが水を持って戻ってみると、姿がありません。そこらの植え込みも見ましたが、跡形もなく消えてしまいました。

あれはいったい何だったのでしょうか。神様が私に送った小さな問いかけだったのでしょうか。自然を愛すること。言葉は簡単で、自然を愛することくらいできると思っていましたが、小さな鳥一羽すら愛するということはどういうことなのかがわからない自分だと思い知らされた出来事でした。
(Y.U.)

posted by みんなで書写会 at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 個人
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